「学び」は、未来へのパスポート
―江越塾に託す想い―
私は、九州の片田舎の、裕福でない家庭に育ちました。
学習塾や予備校に通うことも経済的に叶わぬ中、複数の奨学金のお世話になりながら、学校の先生方とラジオ講座を頼りに勉強を続けて。
そして迎えた18歳の春、大学進学を期に東京へ。
民間の育英会にお世話になりながら大学の学部4年間を過ごし、さらに日本育英会(現:学生支援機構)のお世話になりながら大学院修士課程の2年間を修了し、就職。
10年間に及ぶ東京暮らしの中で、私が実感したのは…
自分のごく身近なところで、日本という「国」の枠組みが決まり、そして動いているのだということ。
そして、その「国」を動かしている人たちも、実は自分とさほど変わらない「人」なのだということ。
そんなことを、肌で感じることができました。
それはきっと、私の郷里、九州の片田舎では決して得ることのできなかったものでしょう。
「学び」が、私の世界を広げてくれたのです。
10年間の東京暮らしの後に津山に移り住み、早いもので18年が経ちました。
この18年間、幸せなことに、塾講師として多くの生徒さんや保護者のみなさまと関わら せていただきました。
そして迎えた19年目の春、「江越塾」を開講させていただくに至りました。
津山は、四方を山に守られた街です。
その「山」の向こうを見渡していける力。
その「山」を越えていける力。
そうした力を、「学び」を通して生徒さんに身につけていただけるよう、尽力していきたいと考えています。
「学び」は、未来へのパスポート。
豊かな未来を手にするためのお手伝いを、微力ながら、させていただく所存です。
2021年4月吉日
江越塾 塾長 江越 祐伸
塾長略歴
熊本県八代市生まれ。
九州北部を転々としたのち、4歳から18歳の高校卒業までを、佐賀県鳥栖市で過ごす。
東京大学教養学部文科III類から教育学部を経て、東京大学大学院教育学研究科(修士課程)修了(教育学修士)。
東京で法令系出版社およびインターネット系ベンチャー企業に勤務したのち、岡山県津山市で学習塾講師となる。
2つの学習塾で講師および副塾長として18年間勤務したのち、2021年4月に江越塾を開講、現在に至る。